2018年頃から内資外資問わず各製薬メーカーで増加しているMRの早期退職実施。その影響もあり、2013年には6万5752人であったMR数は、2023年3月末時点では4万9682人となっており、2013年からの約10年間で25%減の1万6千人減となっています(2023年版「MR白書」)。
早期退職制度が実施されるに際しては、あらかじめ猶予期間が設けられる場合が多いのですが、突然のポジションクローズ宣告という青天の霹靂になるケースもあり、来るべく早期退職に備えが必要となります。しかも、数百人規模で一斉に早期退職となると転職市場は転職者らで溢れます。備えあれば憂いなし。
早期退職制度実施が発表された時、果たして同制度に手上げして応募すべきなのか、それともこのタイミングでは応募せずそのまま自社に留まるのが良いのか。
早期退職制度に応募すると決めた場合、次に気になることは「果たして転職先があるのだろうか?」という点です。
上記のような早期退職に関連した質問に個別具体的に応えつつ今後のキャリアプランについてアドバイスさせて頂きます。
所属企業において斡旋された再就職支援会社よりも、メディカル業界に特化した専門エージェントならではのアドバイスを受けることをお勧めします。
早期退職の際の転職活動時、特に、転職活動初期の段階では漫然とCSO企業に応募する方が多いのですが、下記の点には要注意です。
転職活動を始めたばかりの頃に、エージェントに言われるがままに「安易に」「全部のCSO企業に応募」したものの、製薬メーカーへの転職可能性をもう少し探ってみたい等の理由で応募選考を途中辞退したり、内定辞退をしてしまうケースがよく見受けられます。
その後、転職活動をする中で、やはり製薬メーカーへの転職は難しいと認識し、再度CSO企業に応募したいという流れになるケースが多くなっています。
しかし、その時には直近1年以内に辞退したことのある方の再応募は不可!となってしまうことがあるのです。この点は要注意です。そうなってしまうと、製薬メーカーどころかCSO企業への転職の道も難しくなってしまいます。
「あの時、安易に全部のCSO企業を受けなければ良かった…。」
「選考辞退してしまわなければ良かった…。」
「もう少し検討してから応募すべきであった…。」
などと後悔しても遅いのです。
転職活動は的確な専門家のアドバイスのもとに計画的に行って下さい。